俳優として活躍する山口馬木也さん。
彼の学歴や、絵本作家を目指していた意外な過去をご存じですか?
また、どのようにして時代劇を中心に名優としての地位を確立したのかも気になりますよね。
本記事では、彼の経歴や俳優としての転機、話題の出演作まで徹底調査しました!
山口馬木也のwiki風経歴

- 本名:槙矢 秀紀(まきや ひでのり)
- 生年月日:1973年2月14日
- 年齢:52歳(2025年時点)
- 出身地:岡山県総社市
- 身長:180cm
- 血液型:A型
- 職業:俳優
- 所属事務所:SHIN ENTERTAINMENT
- 活動期間:1998年~
- 特技:
- 乗馬
- 剣道
- 殺陣
- ドラム
- ジャンベ(アフリカ民族楽器)
- 趣味:
- ゴルフ(ハマりすぎて駅のホームで素振りし、妻に止められる)
- パン作り(午前3時に起きて発酵させるほどの情熱)
- 料理(タイ料理やイタリアンも得意)
- 家族構成:
- 妻と子供2人(子供たちは『侍タイムスリッパー』のセリフを完コピ)
山口馬木也(やまぐち まきや)さんは、1973年2月14日生まれの俳優です。
岡山県出身で、身長180cmという長身と端正な顔立ちで時代劇を中心に活躍してきました。
俳優デビューは1998年の日中合作映画『戦場に咲く花』。
その後、2000年には蜷川幸雄さん演出の『三人姉妹』で舞台デビューを果たしました。
これまで『剣客商売』『水戸黄門』『鎌倉殿の13人』などの時代劇を中心に、数々の作品で存在感を発揮してきました。
しかし、驚くべきことに映画の主演はなんと50代になってから!
2024年公開の映画『侍タイムスリッパー』で主演を務め、一躍脚光を浴びることになります。
山口馬木也の学歴

それでは、山口馬木也さんの気になる学歴について、エピソードを交えながら詳しく見ていきましょう。
彼がどのようにして美術から演劇の道へと進んでいったのか、学びの中でどんな経験をしたのかを探っていきます。
出身中学
山口馬木也さんの出身中学は公表されていませんが、岡山県総社市出身ということから、以下のような中学校に通っていた可能性があります。
- 総社市立総社中学校
- 総社市立昭和中学校
- 総社市立清音中学校
中学時代は活発な子どもで、スポーツも経験していたとされています。
バスケットボールや陸上競技に取り組んでいたものの、そこまで競技にのめり込んだわけではなかったようです。
また、「しんどいのはイヤ」という理由で部活をサボることもあったとか。
中学生の頃はすでに絵を描くことが好きで、図工の時間が楽しみだったそうです。当時から美術方面への関心が強かったことがわかります。
出身高校
山口馬木也さんの出身高校は、岡山県立総社高校である可能性が高いと言われています。
高校時代はスポーツに親しみ、バスケットボールやテニス、陸上競技を経験していました。
運動神経は良かったものの、、勝負にこだわるタイプではなかったようです。
楽しみながら活動するスタイルだったとされています。
一方で、美術の授業には特に熱中し、陶芸や絵を描くことに夢中だったそうです。
周囲が大学受験の準備を進める中、本人はデッサンの練習や作品制作に没頭していたとか。
結果的にこの熱意が、京都精華大学の芸術学部洋画学科への進学へとつながることになります。
出身大学
山口馬木也さんは京都精華大学の芸術学部洋画学科を卒業しました。
この大学は芸術やマンガ、デザインの分野で有名で、多くのクリエイターを輩出しています。
山口さんは大学では 絵本作家を目指して美術を学んでいた そうです。
もともと俳優志望ではなく、創作活動に没頭していたというのは意外ですね。
今では時代劇を中心に活躍する実力派俳優ですが、そのルーツが美術にあったことを知ると、彼の表現力の豊かさにも納得できますね。
絵本作家志望から俳優へ!

「俳優になろうと思ったことは一度もなかったんですよね」と語る山口馬木也さん。
もともとは絵を描くことが大好きで、大学では本気で絵本作家を目指していました。
大学時代は美術漬けの毎日で、デッサンや油絵に打ち込みながら、「将来は自分の絵本を出版したい」と考えていたそうです。
しかし、卒業後に実家のトラブルで家を出ることになり、東京へ上京することに。
このとき、まさか自分が時代劇の名優になるなんて夢にも思っていなかったそうです。人生、何が起こるかわかりませんね。
上京後、俳優の道へ進むきっかけ
山口さんは4歳年上の姉が住んでいた東京へと引っ越し、姉の住む四畳半のアパートに居候していました。
ところが、東京に到着した初日から驚きの事件が発生します。
なんと、新宿の人混みを見て「今日はお祭りですか?」と真剣に客引きの人に聞いてしまったとか!
もちろん、その客引きの人は「そうですよ」と即答し、見事にお店に案内されたそうです。
そして、しっかりとぼったくられたというオチ。
上京初日から東京の洗礼を受けるとは、なかなかのスタートですね。
そんな中、俳優への道を開くきっかけとなったのは知人のひとことでした。
「役者やってみないか?」
この軽い誘いに「まあ、できるんじゃない?」と気軽に応じたそうですが、これが人生を大きく変えることになります。
ところが、演技は思った以上に難しく、「これは簡単にできるものじゃないな…」と気づいたときにはすでにどっぷりハマっていたそうです。
しかし、すぐに仕事があるわけではなく、20代の頃はバーテンダー、運送業、便利屋など、バイトを掛け持ちする生活を送っていたとか。
「バーテンダー時代は、そこそこモテましたよ」と冗談まじりに語っていますが、それも納得のルックスですね。
蜷川幸雄の舞台で初舞台!衝撃のデビュー
そんな下積み生活を送る中で、28歳のとき、演劇界の巨匠・蜷川幸雄さんの舞台に出演することが決まります。
しかし、これがまさかの地獄の始まりでした。
「お前は今いない下手くそだ。50年前の下手くそだ。」
この衝撃的なダメ出しをくらった山口さん。
「今の役者は最低でも一定レベルには達しているけど、お前はそれ以下だ」
とまで言われ、心をズタズタにされたそうです。
「いや~、正直、めちゃくちゃ落ち込みましたね」
と当時を振り返りますが、ここで逃げなかったのがすごいところ。
むしろ「悔しい!」という気持ちが湧き、そこから本気で演技を学び始めます。
その後も3~4回蜷川作品に出演し、少しずつ演技力を磨いていったとか。
普通なら心が折れてしまいそうですが、これを乗り越えたからこそ、今の彼があるのでしょう。
まさに厳しい試練が人を強くするということですね。
俳優としての活躍と注目の作品

時代劇での活躍!『剣客商売』や『水戸黄門』出演
時代劇俳優としての評価が高い山口馬木也さん。
『剣客商売』では秋山大治郎役を演じ、その端正な顔立ちと立ち回りの美しさで多くの時代劇ファンを魅了しました。
また、『水戸黄門』『柳生十兵衛七番勝負』など、さまざまな時代劇に出演。
乗馬や剣道、殺陣のスキルを活かし、「時代劇に欠かせない俳優」として定着していきます。
特に、剣の構えや所作の美しさには定評があり、彼の殺陣を見た共演者たちは「本物の武士みたい」と絶賛していたそうです。
大河ドラマ『北条時宗』で注目を集める
2001年放送の大河ドラマ『北条時宗』では北条顕時役を演じ、大河ドラマファンの間でも知名度を上げました。
その後も『八重の桜』『麒麟がくる』『鎌倉殿の13人』など、多くの大河ドラマに出演し、今や大河ドラマの常連俳優に。
そして、2026年には『豊臣兄弟!』で柴田勝家役を演じることが決定!
「やっと武将役ができるのが嬉しい」と語っており、本人もかなり気合が入っているようです。
現代劇にも挑戦!『告白』や『悪の教典』での演技
時代劇だけでなく、現代劇でも存在感を発揮。
映画『告白』や『悪の教典』では、クセの強い役柄を演じ、視聴者にインパクトを残しました。
特に『告白』では、「あの先生、怖い…」と震えるほどの存在感を見せつけました。
また、「現代劇は時代劇とは違う難しさがあるんですよ」と語っており、時代劇俳優としての枠にとらわれず、新しい挑戦を続けています。
50代で映画初主演!『侍タイムスリッパー』で大ブレイク

自主制作映画ながら異例のヒット!
2024年公開の映画『侍タイムスリッパー』で俳優人生25年目にして初の映画主演を果たしました。
この映画は、わずか1館だけの上映から口コミで全国120館以上に拡大する異例のヒットとなり、「第2のカメ止め」とも呼ばれました。
主演を務めた山口さんは
「こんなに反響があるなんて思わなかった。正直、驚いています」
と語っていますが、それだけ彼の演技が観客の心をつかんだ証拠ですね。
日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞

そしてついに、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞!まさに「遅咲きのスター誕生」となりました。
「50代になって、こんな賞をいただけるなんて…」と感無量の様子だった山口さん。長年の努力が報われた瞬間ですね。
山口馬木也の出演作品
【代表作(映画)】
- 雨あがる(2000年)
- 告白(2010年)
- 侍タイムスリッパー(2024年)
【代表作(ドラマ)】
- 剣客商売
- 水戸黄門
- 北条時宗
- 麒麟がくる
- 鎌倉殿の13人
まとめ
山口馬木也さんは絵本作家志望から俳優へ転身し、苦労を重ねながらも時代劇俳優としての地位を確立しました。
50代で初主演映画が大ヒットするなど、「遅咲きの俳優」して異例の成功を収めた山口馬木也さん。
2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも期待が高まります!